強豪といわれる地元の少年野球チームを卒団するとき、シニアリーグに入りたいと言った息子に、私はこう伝えた。
「母親として、車出しも、お弁当も、お茶当番も、できることは全部やる。でも、うちには父親がいない。父親同士の情報交換がない分、監督の意向やチームの戦略がわからず不利になることもある。同じ実力の選手がいれば、監督だって父親がコーチとして手伝っている子に忖度するだろう。だから誰にも文句のつけようがないほど実力をつけないとレギュラーは厳しいと思う。それでもやりたいか?」
息子はやると言った。
そのまま高校野球、6大学野球まで続いた14年間。次男も中学・高校と野球部だった。私の土日は、ほぼ野球で埋まっていた。
しんどかったことも、笑えることも、宝物のような記憶も、全部ある。野球ママ経験者にしかわからない「あるある」を、本音で書く。
野球ママあるある12選
① 早起きが当たり前になる
試合は朝早い。遠征なら集合は7時、6時ということもある。前日からお弁当の仕込みをして、当日は5時起き。平日は仕事で疲れているのに、土日は試合で体力を使う。でもなぜか慣れる。
② お茶当番がある
チームによっては、母親が当番制でお茶を用意する。大量の氷とスポーツドリンクを準備して、ジャグに入れて持参する。夏は特に消耗する。
③ 車出しという文化がある
遠征には親の車が必要だ。シニアリーグになると遠征先が広範囲になり、片道1〜2時間かかることも珍しくない。運転しながら助手席の他の子の試合後の会話を聞くのは、意外と楽しかったりする。
④ 夏の暑さが本当につらい
グラウンドの炎天下で何時間も過ごす。テントがあればまだいい。ないときは日傘と帽子とラッシュガードとサングラスで完全防備。それでも日に焼ける。
⑤ 冬の寒さも本当につらい
夏の逆で、冬のグラウンドは体の芯から冷える。息子たちは動いているからいいが、見ている親は動かない。防寒対策をしっかりしないと、試合が終わる前に限界が来る。
⑥ お弁当は量・栄養・腐りにくさの三重苦
育ち盛りの男子のお弁当は量がいる。夏は腐りにくい食材を選ばなければならない。栄養も考えたい。おにぎりの中身は梅・昆布・鮭などが定番だが、飽きないように工夫も必要だった。
⑦ ユニフォームの泥汚れが手ごわい
スライディングをするたびに泥だらけになって帰ってくる。白いユニフォームの泥汚れは普通の洗濯では落ちない。つけ置き洗いが習慣になる。
⑧ 父親がいないと情報が入りにくい
これはシングルマザー限定のあるあるかもしれない。父親同士はグラウンド整備などの作業をしながら監督やコーチと話す機会が多い。そこで戦略や選手起用の話が出ることもある。母親にはその輪に入れないことがある。
⑨ 高校からは急に親が楽になる
小学校・中学校の間は親の関わりが多い。でも高校になると、大会を応援しに行くくらいになる。それがむしろ楽しかった。送り出した後は自分の時間が戻ってくる。
⑩ チームの子たちの成長も見られる
我が子だけでなく、一緒に戦ってきたチームの子たちの成長も見守ってきた。あの子が補欠から先発になった、あの子が一回り大きくなった。そういうことが積み重なって、野球をやってよかったと思える。
⑪ 爽やかだけじゃない世界を親も学ぶ
チームスポーツは正々堂々だけでは成り立たない。理不尽なこともある。でもその経験が、子どもが社会に出たときの「理不尽への対処法」になっていると思う。チームの中で自分が何で貢献できるかを考える力も、野球で育った。
⑫ 終わってみれば、全部宝物
平日は仕事に追われていた分、土日は息子たちに全力で関わることができた。疲れたけれど、悔いはない。
12年間で本当に役立ったグッズ
野球ママ歴12年で使い続けたアイテムを紹介する。
【夏の必需品】軽い保冷バッグ
一番使い倒したのがこれ。お弁当・飲み物・保冷剤をまとめて入れて、朝から夕方まで持ち歩く。軽さは正義。重いバッグは一日持ち歩くと肩が死ぬ。
【お茶当番に】大容量ジャグ
お茶当番の日は大量の氷入りスポーツドリンクを用意する。蛇口付きのジャグがあると配るのが圧倒的に楽になる。
【炎天下の観戦に】ネッククーラー・ラッシュガード・日除け長手袋
濡らすタイプのネッククーラーは体感温度が全然違う。ラッシュガードと日除け長手袋は日焼け防止だけでなく熱中症対策にもなる。サングラスも必須。
【熱中症対策に】塩分チャージキャンディ
子どもにも自分にも。暑い日の塩分補給はお菓子感覚でできるこれが一番続く。
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